今年6月に三郷市に完成したばかりの陸上競技場で、地元の警察や消防などが連携を図るテロ対処訓練が実施されました。会場となったのは今年6月に三郷市泉に完成した「セナリオハウスフィールド三郷」で、28日の訓練には地域住民や警察などおよそ120人が参加しました。訓練は、市が主催するスポーツイベントの開会式中に刃物を持った男が乱入し、会場の係員数名を切りつけたことを想定して行われました。通報を受けた警察が現場に駆けつけて男を取り囲み、さすまたで男の動きを封じると、刃物をはじき落とし瞬く間に男を制圧しました。このほか、地元の救急隊が負傷者の意識の有無などを確認し、けがの程度を踏まえた適切な病院への搬送や、会場に爆発物が仕掛けられた際の訓練も行われました。爆弾処理のエキスパート「警備犬」が、爆発物を発見すると、スマートフォンによる遠隔操作で爆破しようとする犯人を取り押さえ、機動隊の爆発物処理班が専用の機材を使って仕掛けられた爆発物を慎重に処理しました。