農業に最新技術を導入するスマート農業です。スマート農業は、ICT=情報通信技術やロボット技術を活用し、農業の省力化や精密化を進め、高品質生産を実現しようというものです。6月29日は、宮城県東松島市野蒜で、情報通信技術などを活用した農機具による収穫作業が公開されました。小麦の収穫に使われているこちらのコンバインは、作物をためるタンクのセンサーが小麦を感知し、収量や小麦に含まれる水分量などをデータ化します。圃場ごとにデータを蓄積し、翌年の作付け計画に活用することができます。また、スマートフォンで遠隔操作をして、水田の水位を管理できるシステムや、ドローンで畑を撮影するだけで、その畑の生育量や必要な肥料の量がわかるシステムなども開発されており、一部は宮城県内で導入されています。宮城県農林水産部農業振興課・笹原剛志技術主幹「タブレットとかスマートフォンとかを活用しながらこの技術を使う場合が多いので、若い方としては取り組みやすいのかなと思うんですけれども…」。