「働き方」改革で業績ダウン? 働きやすさ追求の落とし穴

「働き方」改革で働きやすさを追求するあまり弊害も起きています。コンサルタントの岩佐真裕子さんが語ります。働き方改革の旗印のもと、残業削減や在宅勤務の拡大など「働きやすさ」の改善が進んでいますが、働きやすさだけに注力する企業が多い点を懸念しています。例えばあるメーカーは徹底して残業を減らし、従業員の働きやすさは向上しましたが、現場の実態に寄り添うことなく推進されたことで経営層への不信感が増し、「やりがい」は下がったということがあったのです。調査研究機関グレイト プレイス トゥ ワーク インスティテュート(GPTW)ジャパンが行う「働きがいのある会社」の調査に参加した企業における業績を調べたところ、働きやすさのある職場よりも、やりがいのある職場のほうが業績がアップしていました。調査では企業を、働きやすさとやりがいの高低で4タイプに分け、売り上げの対前年伸び率を分析しました。やりがいが高い「いきいき職場」は43.6%、「ばりばり職場」は22%伸びていました。興味深かったのは、やりがいが低い「ぬるま湯職場」が6%、「しょんぼり職場」は6.5%と同水準だった点です

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